船に乗って -小倉~松山フェリー

今年の最後に妹とともに実家を片付けて畳みました。
私にはもう実家なるものがありません。
ふるさとにはただお墓が残り、心の中に記憶が残るのみ。

若いころは長く続くと思っていたものは、もはや消え去りました。
心を悩ませていたり、とらわれていたもの何もかも。
家族がだんらんした場所は自然に還りました。

古い写真を整理していたら、遠縁のおばさんからの手紙が出てきました。
信仰深く素朴な文章に誘われ、帰りはおばさんと曽祖父母のお墓のある愛媛経由で東京へ。
出発が10時と遅いのでヘアサロンで髪を切ってもらい、駅ビルのカフェで本を読みました。
小倉~松山行きのフェリー乗り場。

お弁当を船のお座敷で食べました。北九州で有名な資さんうどんで購入。
小倉にはおでんとうどんの24時間営業店は45年前からありました。
祖母が住んでいたマンションのお店でよく食べてました。今でもそのお店は健在。
こんな風に母や祖母の歩いた路や親しんだお店はそのままある。
けれどひとはみな一瞬輝いて光のように消えてしまう、、私もその一人。
ものを片付け、昔ながらの町を見て、こだわりというのは下らないものだと思いました。
こだわればこだわるほど辛くなるようにこの世は出来ている。

フェリーの船内にはお風呂や、女性専用客室もありました。
この日、海峡は凪いで波のゆりかごに揺られて眠りました。
朝やけの松山の港でひとやすみする船。

思えばあちこち旅をしてきました。距離は短くとも心の中を深く深く。
なかでも船の旅っていいものです。目的地に行く、それだけが旅じゃありませんもの。

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