金刀比羅ファンタジー   -虎ノ門・金刀比羅宮2

東京虎ノ門・金刀比羅宮には珍しい鳥居があります。
銅製の明神型で今からおよそ200年前の1821年に建てられました。
江戸時代に銅をふんだんに使ったのですから贅沢なつくり。
鳥居の上部には東西南北を司る霊鳥霊獣が配されています。
円柱左に青龍と玄武、右に朱雀と月虎、江戸時代の貴重な工芸作品です。
この霊獣霊鳥は中国の神様で、4方位から中心を護ります。
虎ノ門の金刀比羅宮では鳥居の中心をくぐり、社殿にお参りすることになりますね。くぐるだけで縁起かつぎになるという事かしら。

私は玄武を初めて見た時「あっ、亀のミュウちゃんのかわいらしいお友だち、、じゃない、、」どうみてもガメラでした、、。

ずいぶん前の事ですが金刀比羅宮の小冊子にファンタジックな逸話が紹介されていたのを記憶しています。
関東大震災の大火事の際、社殿の屋根に立派な天狗様が現れて団扇で火をはらって下さり、火事を免れた、というお話です。

金刀比羅宮には江戸時代まで、金毘羅権現という神仏習合の神様が祀られていました。香川県の琴平山で信仰された修験道の神様です。
(今は明治の廃仏毀釈により、神道の大物主神が祀られています。)
修験道では天狗様と関わりが深く、金毘羅権現の眷族(家来)は天狗なのです。そうした由来もあって不思議な逸話が残されているのでしょう。

私は今もほんとうに天狗様がいらっしゃる気がします。
近代的になってもどこか底知れぬ力を感じるお宮です。

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