今様のお宮   -虎ノ門・金刀比羅宮1

東京虎ノ門・金刀比羅宮。
霞が関に近いビル街にある東京ならではの神社です。
土地活用のため、金平タワーというビルと一体化した空間に鎮座しています。入り口はこんな感じです。ビルのはざまに鳥居があります。
東京ならではの風景ですね。

金刀比羅宮は江戸時代に四国丸亀藩により勧請されました。
江戸城の裏鬼門を護る位置にあり、庶民にたいへん人気がありました。
明治までお宮の向かいの外堀に小さな滝があり”どんどん”と呼ばれていたそうです。浮世絵にも金刀比羅宮とどんどんの様子が描かれています。
どんどん、という名前の由来は水が落ちる音なのだそう。
きっと昔の人はどんどんも含めて金刀比羅宮にお参りするのが楽しみだった事でしょう。

鳥居をくぐって振り返ったところ。
左の履物の屋台は昔から変わらないです。

私は金刀比羅タワーができる前に、虎ノ門で個展を開催した事があり、ギャラリーに行くまえに必ず参拝して境内に親しみました。
いつも履き物や食べ物の出店がある庶民的な雰囲気でした。
今はなき母とお世話になった近所のおばあちゃんと一緒に夜の縁日に出かけたこともあります。
能舞台から撒かれた縁起物を皆で拾ったのは懐かしい思い出です。

今は参道がビルの下にあります。

境内は随分と変わりましたが、人々の崇敬はいまだあつく参拝客は夜もとだえません。
ベンチがあちこちに設置されていて心配りがうれしい。
仕事の合間に神様のお膝元で一息入れる方々をよくみかけます。

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