幸せが咲いていた

花の向こうに高層ビルがみえる町。
ふたりで風をみながら暮らしていた。
しあわせが当たり前でよくわからなかった。

しあわせはふしあわせとオモテウラ。
そんなこと知らなかった。
知ろうともしなかった。知るちからもなかった。

いいえ、
本当は知るのが怖かった。
しあわせな時は、誰でもそうよ。

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