幸せのクローバーみつけた

菜の花畑の緑地がいつのまにかクローバー畑になっていました。
お花の上では誰もがごきげん。

私のうしろに小学生男子が二人すわってお話をはじめました。
「ねえぇ、おつまみ食べるぅ？きゅうりの浅着け」
ふたりはポリポリ音をたてて食べています。
「うふふポリポリ咀嚼音・・・あのさぁ、もしおれが双子だったらやばかったよね～
めっちゃうるさかった。」
「そしたら俺、もうひとりとも仲良かったよ！同じ顔がふたりかあ。」
とっても仲のいいふたり。

花畑には四つ葉のクローバーを探している大人があちこちにいます。
子供たちはおやつを食べ終わると、しゃがんでいる女性に話しかけて一緒に探し始めました。
「わああ四つ葉のパワーだあ～おれ四葉の電波をキャッチできるんだ！びょ～びょ～」
と浅漬けの男の子。
「いや、ないよないよ！四葉のクローバーなんてこの世にあるのかよ～」
「なかなか見つからないねえ」と女の人。

「おれさあ、いままで四つ葉のクローバー36本も集めたのに、悪いことばっかり起きるよ！」
「ぎゃはは」
「でもまた10本探してかえる。」
そのうち男の子たちは草の上でじゃれあい「ぼうりょくはんたーい！」。

四つ葉のクローバーはしあわせを運ぶ。って本当なんだと思いました。