劣化と変化

バラの花がしおれかけたので水盤に花びらを浮かべて楽しみました。
花びら全体で水を吸い込み、花であったときとは別の表情を見せるようになります。

蝋でつくったような透明感をおびてくる。
質感も硬めになります。思いがけずうつくしい変化です。

ここ最近、劣化という言葉をあちこちで聞くようになりましたが
花ですら散ったらしおれたらお仕舞いではなく、まだまだ先がある。
劣化は無関心から、変化は関心から。
そこで止まらずに、先があると思えるか思えないかの違い。