杉並区郷土博物館で開催されている展覧会”棟方志功と杉並 -荻窪の家と本の仕事”にいってきました。
ほどよい塩梅で作品や資料が展示されており、気負わずに鑑賞できました。
展示の見所のひとつは雪隠観音。
棟方志功の家のお手洗いを女子美大の精巧な写真分析で再現した立体展示です。
「私にはね、便所は大安心所なんですよ。いいですよ、便所は。大安心所なるが故に大日如来が、、、観音がおいで遊ばされる、、、」棟方志功
ああ、こういうのを美意識というんだな。
大地に立っている、体にこころに語りかける美意識。
私が子供のころもこういう雪隠を使っていました。
今と違ってくみとり式なので怖いのです。
母は怖がる子供のために谷内六郎の大きな絵を壁に貼りました。
雨上がりの虹を子供たちが見ている、、ほのぼのとした情景。
すてきな絵をかざると雪隠は楽しい場所になりました。
たぶん雪隠には本当に神様(菩薩)がいるんです。
棟方志功は純粋だから心の目で姿が見えていたんだと思います。
杉並区郷土歴史館 12月5日まで開催
東京新聞 棟方志功と杉並展
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