西国の果てまで響く芝の鐘 

久しぶりに増上寺にいきました。
三解脱門はとにかく大きくて美しい。引きで人物を入れると絵になります。
さまざまな浮世絵で描かれてきたのは名所というだけでなく、とにかく絵になる。という芸術的側面も大きいな、、と思いました。
この写真は本堂から撮影しました。歩いてる方々に着物を着せたら浮世絵だなあ。
増上寺 三解脱門 入母屋造 本瓦葺 元和七年(1621年) 国指定重要文化財 
増上寺の中門にあたり、貪(むさぼり)瞋(いかり)痴(おろか)の三つの煩悩を解脱する門。
二階内部には釈迦三尊像、十六羅漢像が安置されています。(東京都文化財データベースより引用)増上寺 三解脱門

こちらは梵鐘。
4代将軍家綱の命により江戸で初めて鋳造されました。
奥方の簪をはじめ多くの寄付を集め、東関東最大の梵鐘となりました。
こんな大きな梵鐘を江戸時代に作るのは大変なことだったと思います。
今みたいに便利な機械などはないので基本は手作りです。多くの人が苦労したことでしょう。
品川御殿山で7回の鋳造を経て完成しました。

増上寺 梵鐘 高さ330センチ 口径176.6センチ 重さ15トン 港区指定文化財 工芸品
鋳造 延宝元年癸丑(1673年)11月14日 作者 椎名伊予吉寛 鋳物師 神田鍋町

丹精な姿です。江戸職人の苦労と美意識を偲びつつ見とれました。
江戸七分 ほどは聞こえる 芝の鐘 (江戸期の川柳)

妹と遅く行ったのであれこれ見物はできませんでしたが、三解脱門や梵鐘を見るだけでも充実しました。帰るまぎわに夕方の勤行に参加もできて癒されました。

大本山 増上寺

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