糸島。秋の海。
夏の出口と秋の入り口を
通り抜けたとき
わたしはあの子を見失った。
南の海まで探しにきたけど
何も変わらなかった。
むかし同じ季節に
お友達が死の間際で言った。
「わたし自立したかった。」
「うまれかわって、やりなおせばいいよね。」
あの子のかわり、お友達の代わり、生まれかわり。
どこを探しても見つからなかった。
共にいた時が、存在そのものが全てと思い知った。
抱いた愛が深いなら、他の名前は欲しくない。
桂子は桂子。
みゅうはみゅうだよ。
唯一、だれもが唯一。
生まれかわりなんて、
わたしには意味がない。
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