写真と花の育て方

今年の夏はハイビスカスを買いました。
リクガメ達が好む植物(食べる)と知ってチャレンジしてみることに。
明るく陽気なムードで、植物にも性格があるんだと強く感じました。

一日に一つ花を咲かせて、夕方にはしぼみます。
毎朝、今日は咲くかな?とベランダを見るのが楽しみでした。
太陽の光が大好きで、想像以上に水分が必要。
沢山水やりをしないと弱ってしまいます。
寒さには弱いので冬になったら観葉植物として室内で育てます。
リクガメ飼育とそっくり。似たもの同士なのかもしれない。

9月に入って咲いた花は8月よりひとまわり小さく、色も薄くなりました。
小さな鉢植えのなかでも自然は確実に巡っていますね。
秋が深くなれば少しづつ世話の仕方を変える予定です。
昔はこういう細かい変化をさほど気にしていませんでした。

ある日、昔の写真を見直していたら、非常に細かい点に気がつきました。
「なぜこの変化に気がつかなかったのか?」
「なぜこんなふうに撮影したのか」
「私はどういう心理状態だったのか」
いろいろと気がついた。それをきっかけに、昔よりもよく見るようになりました。
写真は、生活や現実と乖離していない表現です。
私が写真をやってきてよかった。と心から感じる瞬間は、こういう風に自分自身の進化を写真が促してくれる時です。
「ああ何で気がつかなかったんだ、ここに写っているではないか」
と昔の写真を見て後悔する瞬間さえ、写真だからこそ時をこえて理解できた。と、嬉しく思うのです。

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