22個目の義理チョコ

もう会えないなんてうそみたい。
せめて今年のチョコを受け取ってほしかった。

「でも、いいよ、
いずれにしろ食べられなかったからねぇ。」
そんな声が聞こえそう。

ジャズ、青い箱のタバコ、アイスコーヒー、ナポリタン、
猫、ドライブ、きれいなモデルの女の子たち、それから夕日。
好きだったよね。

知ってた?
今年でチョコは22個目だったの。

わたし、、ずっと意地を張った顔しか見せなかったけど
ほんとうはね
こんなに泣き虫なんだよ。

  *************

大変お世話になった人が先月この世を去りました。
まさかこんなに早く別れがくるとは思いもよりませんでした。
疎遠になってはいましたが、年に一度バレンタインのお菓子をお持ちするのが恒例でした。
晩年の数年間はお持ちしたお菓子を奥様はじめ皆と囲み、一緒に食べるのが楽しみでした。
最後にお会いしたとき、帰り際に「ありがとう」と声をかけてくれた。
その響きがとてもしみじみとしていたことを思い出します。
もし義理チョコなるものがこの世になかったら、こうした交流はないままでした。
お中元やお歳暮よりは気軽だし、感謝している暖かい気持ちをあらわしやすかった。
私は義理チョコ賛成派です。

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