今年はハナミズキが見事でした。
新宿にほど近い初台の玉川上水緑道です。手前に桃色、奥に白色が植えられています。
通りかかった人たちがスマホで撮影していました。
ハナミズキは北米原産の樹木で、日本の桜のようにアメリカで愛されています。
むかし東京都は日米親善のために桜の木をアメリカに送りました。(1912年)
その返礼として東京にハナミズキが送られたそうです。(1915年)
当時のハナミズキは都立園芸高校に一本のみ現存しています。
アメリカの古いアクセサリーモチーフでは、金と白のハナミズキのブローチやネックレスをよく見かけます。爽やかで陽気なアメリカ女性に似合いそうです。
日本の桜、米国のハナミズキ、英国のブルーベル、国民が愛する花には民族性が出ます。
蝶々の群が空に向かって飛んでいくよう。
ハナミズキは病気に強くて花がこのように美しく、紅葉もきれいです。
街路樹によいので東京ではあちこちの町でみかけます。
もう10年以上もむかし、ハナミズキの盛りにある方の車にのせて頂きました。
その方が同乗していたおとう様に「おとうちゃん、ほらハナミズキがきれいだね。」と優しく話しかけた声が忘れられません。
事業で成功した強い方だったのですが、本質に触れたように感じました。
5月、渋谷の空は花模様です。
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