東京フォーラム即位の美で展示されていた十二単。
いろとりどりの衣をかさねた古典衣装です。
平安時代から公家の女性衣装では、「かさね色」という色の組み合わせが用いられてきました。
季節ごとに色があり、おりおりの四季を感じる組み合わせとなっています。
薄い絹に染められた布を幾重にも重ねると布の重なりに色が生まれます。
そうした微妙な色合いを装いに取り入れたのですね、、なんてみやびなのでしょう。
花や雪、朽ち葉や緑、、と自然の世界がモチーフになっているので、派手な色あいでもなぜか落ち着きます。
私がかさね色に出会ったのは30代の半ばでした。
青幻舎「かさねの色目」という本に夢中になりました。
かさね色につけられた名前がまた風流で昔の日本人の感性に圧倒されました。
色の概念を覆してくれた本で、色あいに迷うと迷わず!この本の頁をめくります。
今でも私にとって「かさねの色目」は色のバイブルです。
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